薬のせいです。
確かに怠惰に「食っちゃ寝」していますが、それも病状や薬の副作用によるものだったりします。
私も、ある薬を飲んでいた際、食欲増進の作用により10〜20kgほど体重が増えました。
「食欲があるのは良いことだ」とか、「こんな些細なことを主治医に報告する必要はない」といった思い込みは、実はとても危険です。糖尿病まっしぐらです。
食欲が異常に増していたり、体重が急激に増えたりした場合は、すぐに主治医に相談することをおすすめします。まずは血液検査などで血糖値を調べてもらいましょう。
何かを食べていないとイライラする、夜中に夢遊病のように無意識で食べてしまう――そういった症状がある方は特に注意が必要です。
「ダイエットすればいいじゃない」と言われることもありますが、無理なものは無理です。私も准看護師に言われたことがありますが、できるならとっくにやっています(正看護師や医師に言われる方もいるかもしれませんが…)。
薬の副作用で食欲が増している場合、ダイエットで解決するレベルの話ではありません。
例えるなら、不眠症でない人に睡眠導入剤を飲ませて、「眠らないよう我慢して」と言うようなものです。
運動が健康に良いのはもちろんわかっていますが、それ以前に血糖値を確認し、必要であれば薬の調整をお願いするべきです。
ちなみに私は糖尿病にはなりませんでしたが、メタボの影響で痛風になりかけています。男性の方は、尿酸値も一度調べてもらった方がいいかもしれません。
急激な体重増加がある方は、生活習慣病にくれぐれもご注意ください。