月兎耳亭’s blog

月兎耳亭 ニコラシカと申します。よろしゅう。

サンマの話

 日々、モヤっとしてるけど相手に伝える手段が無くて溜めこんでおります。色弱と和同会のことに関してもそうです。(それって何のこと? って思った人は過去記事を読んでください。そして、拡散してくれると嬉しいです。)

 

 さて、サンマの話です。と言っても目黒のさんまとか明石家さんまとは全然関係ありません。麻雀です。麻雀のことです。

 麻雀は通常 4人で卓を囲むのですが、どうしても1人足りない時に考案された(※)のが 3人麻雀です。※適当に憶測で考案されたとか書いちゃったので嘘かも知れません。

 3人麻雀なので 3麻(サンマ)です。4人麻雀とは少し勝手が違うため、サンマの方が好きだよって言う人も中にはいるかも知れません。麻雀アプリでもサンマを選べるのが普通になっていると思います。

 さて、軽く説明をしましたが、そのままサンマのルール説明でも続けようか? モヤっとを話そうか? 悩みましたが、モヤっとを先にしましょう。

 何にモヤっとしたかというと、とある麻雀アプリの評価欄で低評価を付けてクレームを付けている人がいたからです。曰く「この麻雀アプリのサンマはリーチ一発が出過ぎて面白くない。」←たぶん相手のリーチに一発で振り込みまくっちゃったんでしょう。しきりにクレームを付けた後の一言にもモヤっと。「バグを発見しちゃいました。一萬(ドラ表示牌)のドラが九萬ですよ。九萬。」

 これ、麻雀アプリでサンマやったことがある人はこのモヤっとに共感してくれると思います。

 順を追って説明すると、いや待てバグのくだりの方から説明します。

 麻雀にはドラというルールがあります。役という(技的なモノ)の他にボーナス点をくれるルールがあり、それがこのドラというものであります。そのドラを決めるのがドラ表示牌というものです。通常、ドラ表示牌の次の数(順)がドラとなり、和了したときにボーナス点となります。一萬表示だったら二萬、二萬表示だったら三萬と続きまして、九萬の次は十萬が無いので、一萬に戻ります。

 あれッ? じゃあやっぱり、一萬が表示牌の時は九萬じゃなくて二萬じゃないの? と思った方、サンマはちょっと事情が違うのです。

 麻雀牌は通常、東・南・西・北・白・發・中の字牌と萬子(マンズ)・筒子(ピンズ)・索子(ソーズ)三種類の一から九までの数牌で構成されています。

 で、サンマは字牌と筒子と索子はそのままですが、萬子だけ「二萬から八萬」を抜いて行います。つまり、萬子だけは一萬と九萬しか入っていないため、一萬のドラ表示で九萬がドラになるわけです。

 つまり、クレーム入れた人は「二萬から八萬」が抜かれていることを気付かないド素人だったってわけです。

 そりゃ、リーチ一発狙われますよ。牌が抜かれていることに気づかない間抜けな人の手牌なんてスケスケですよ。ただでさえ「二萬から八萬」抜かれていることで偏りが生じるのにそれに気が付いてない人の手牌なんて捨て牌から読めますよ。

 以上、サンマの話でした。